1954-06-10 第19回国会 参議院 内閣委員会 第52号
で、世界の国々から比べて見ると、例えば公務員の総数と総人口の対比から言えば、アメリカが一人に対して二十二人、イギリスが一人に対して三十六人、日本が一人に対して四十七人という工合で、却つてアメリカのほうがむしろ余計公務員を持つておるというようなまあ数字も出て来るような状態で、なかなかこれで以て納得の行く目安というものもつきにくいというような恰好になつたわけであります。
で、世界の国々から比べて見ると、例えば公務員の総数と総人口の対比から言えば、アメリカが一人に対して二十二人、イギリスが一人に対して三十六人、日本が一人に対して四十七人という工合で、却つてアメリカのほうがむしろ余計公務員を持つておるというようなまあ数字も出て来るような状態で、なかなかこれで以て納得の行く目安というものもつきにくいというような恰好になつたわけであります。
こちらには言つておりませんけれども、併しそれが日本の世論には、却つてアメリカが日本に対してどれだけの増強を要求しておるというふうにとられて非常に驚いておりまして、最近はそういうことを一切口に出しておりません。今向うの希望しているのは、やはりでき得る限り一部でも一つ変つて、だんだん日本の力ができたときにこれをふやして行きしたいという程度の希望を持つております。
が、中共貿易については、非常に大きな期待をかけられる向きもありまするけれども、曾つての中国とは非常に立場も違うし、又事実……、通産委員会のことでございまするから、取引実情を御承知のかたもたくさんいらつしやると思いまするが、向うの粘結炭とか、或いは鉄鉱石というようなものも、却つてアメリカから来るよりも割高であるというような関係もあろうし、又先方が工業化したために、曾つて我々が期待したほど原料炭も入ることはできない
口に占領制度の是正を唱えながら、政府はここでも却つて、アメリカの日本支配、占領制度の強化に協力の手を差伸べ、売国吉田内閣の正体を余すところなく暴露しておるのであります。これに対する岡崎外務大臣の答弁を伺いたいのであります。 以上各大臣に対してそれぞれ質したのでありますが、最後に吉田総理に質したいのであります。
却つて我が国に爆発的な民族感情が起りまして、そして却つてアメリカの善意にそむく結果になる。我々といたしましては、十分日本の自主性を確立いたしまして、対等なる立場においてアメリカと長きに亘る友好関係を保つ必要がある。そういう関係からいたしまして、血の革命を断固否定いたします立場からいたしましても、どうしても言論、集会、結社、デモンストレーシヨンの自由が保障されるということが必要であるわけであります。
かような危險な條項までここに加えまして、あえて外国軍隊の保護をそれによつて達成するということは、却つてアメリカ軍隊に対するところの御迷惑であると考えなくてはならないのです。かような微細なものは国内法のいわゆる器物損壊罪によつて十分賄われるのです。而もその場合におきましては、国内法では親告罪である。アメリカ軍隊の親告があつて初めて処罰の対象になる。
もつとアメリカ軍隊が日本に駐留することに直接害悪、いわゆる向うの不利益、軍隊の駐留に不利益になることのみに限定して、かような過去における軍機保護法にふさわしいような、匹敵するような法律まで作つて、徒らに国民感情を私は制約して行くということは、却つてアメリカ軍が日本に駐留してくれるという厚意を国民の間において非常な私は悪感情にむしろ導いて行く、駐留の目的が却つてそれがために阻害されるのではないかと思います